紀元前5000年頃に
メソポタミアで誕生した果実 「葡萄」は
コーカサス、ギリシャ、
そこから南イタリアに辿り着いたといいます。
以降、ギリシャ人は数百年に渡り
南イタリアに大規模な移民を行い
ここから進歩したギリシャの葡萄栽培と
ワインの醸造技術がイタリアに広がっていきました。
ナポリ王国が全盛を迎えていた時も
そして、イタリアが共和国となった現在も、
脈々と受け継がれてきた
南イタリアのワインを存分にお楽しみ下さい
~ ナポリ王国で楽しめる代表的な葡萄品種紹介 ~
南イタリアで最も重要な品種“Aglianico(アリアニコ)”
6~7世紀頃、ギリシャから持ち込まれた葡萄は、
カンパーニャ、バジリカータで、その個性を発揮しています。
【ワインの特徴】
酸味、タンニン共に程良く、アルコール感はしっかりと感じ、
バランスの良いワインに仕上がり長期熟成にも耐えゆる品種
【ナポリ王国プチ情報】
会場内で最も多く出品されている葡萄品種。
軽やかな飲み口のワインから、しっかり飲みごたえのあるワインまで。
アリアニコだけを巡ってみるのもナポリ王国ならではの楽しみです。
“Montepulciano(モンテプルチアーノ)”
起源はアブルッツォ州にあると言われ、
現在もアドリア海側の重要な葡萄品種として健在
【ワインの特徴】
色調はしっかりとしたルビー色に紫の色合いを重ねた濃い目
果実の香りを中心に、スパイスの香りなど、強めの香りが印象的
味わいタンニン、酸味も穏やかで丸みのある味わい
【ナポリ王国プチ情報】
アリアニコに次いで多く楽しんで頂ける葡萄品種です。
ロゼワインも出品されていますので、是非楽しんでみてください
“Primitivo(プリミティーヴォ)”
起源は諸説あり、8世紀末にギリシャから持ち込まれた品種
アメリカから台木を運ぶ際に、混ざってイタリアへ到着した品種etc
【ワインの特徴】
黒紫の色調が特徴。赤いフルーツ、黒いフルーツ、スパイス香と
たくさんの香りが楽しめ、インパクトのある味わいが楽しめます
【ナポリ王国プチ情報】
会場内で楽しめる143アイテム中、
8アイテム出品されています。是非見つけて飲んでみてくださいね
“Falanghina(ファランギーナ)”
ファランギーナは大きく分けて二種類存在し、
ギリシャから持ち込まれたファランギーナ・フレグレアと
カンパーニャ、べネヴェントが起源とされるファランギーナ・ベネヴェンターナ
【ワインの特徴】
全く異なる二つのファランギーナ。フルーツの香りと、
植物的な香りも見つける事ができ、べネヴェンターナは酸度が高い
【ナポリ王国プチ情報】
同じファランギーナなのに、異なる品種??
是非、ソムリエさんを捕まえて、イタリアワインの摩訶不思議を聞いてみよう
“Fiano(フィアーノ)”
ギリシャからの移民によって持ち込まれたとされる品種
ローマ時代の古い品種と言われている
【ワインの特徴】
香りの強さは中程度だが、ナッツ香があり、
若いうちはフレッシュ感があり、熟成にも十分耐えゆるワイン
【ナポリ王国プチ情報】
会場内では、数多くの出品はないが、
カンパーニャを代表する品種なので、是非味わってほしいワインです
“Greco(グレコ)”
Grecoとはギリシャという意味。
紀元前7~8世紀ごろに伝わったといわれる古い品種
カラブリアのグレコ・ビアンコとは別物です。
【ワインの特徴】
黄金色に近い色調で香りは強く、酸味、塩味とも強く
堅いイメージのワインです。
【ナポリ王国プチ情報】
少し癖もあるかもしれませんが、
ザ!イタリアというミネラル感のあるワインを是非体感して下さい